●【MMQSLについて】 MMQSLはアマチュア無線のQSLカードを印刷するためのプログラムです。 MMQSLが提供する[描画アイテム]をマウスで画面上に配置し、QSLカードの イメージを視覚的に作成することができます。また既存のログファイルを読み込ん で、そのデータを差し込んで印刷することができます。 ●【特長】 ○マウス操作で簡単に印刷イメージを作成できます。 ○縦置きカード、横置きカード、タックシールの印刷をサポートします。 ○豊富な描画アイテムを用意してあります。 ○豊富な条件展開命令や、書式指定を用意してあります。 ○文字列やJARL転送枠(枠なしもOK)を垂直に配置することができま す。 ○斜線付きの数字の0をサポートします。 ○各種ログファイルを読み込むことができます。 ○ログファイルがデータファイルの場合、印刷済みデータの送信マークを付 ける事ができます。 ○JARL指定と思われる方法(JN97/5)で「昇順」・「降順」の並び替え ができます。 ○複数の同一局とのQSOを1枚のカードにまとめて印刷できます。 ○文字列定義のマクロ機能があります。 ○MMQSLはOLEコンテナアプリケーションです(他のオブジェクトの 貼り付けが可能)。またOLEドロップターゲットを装備しています。 ○MMQSLはOLEオートメーションサーバとして起動できます。 読み込むことのできるログファイルは以下の形式です。 ○MMLOGテキスト形式 (拡張子はLOG) ○MMLOGデータファイル形式 (拡張子はMDT) ○LOG200データファイル形式 (拡張子はL2) ○HAMLOGデータファイル形式 (拡張子はDBS,DBR) ○CTテキスト形式(拡張子はRES) ○TR−LOGデータ形式(拡張子はDAT) ○dBaseV,Wの形式(拡張子はDBF) ○任意のCSVテキスト形式(拡張子はCSVまたはTXT、その他) クリップボードを経由してCSVテキスト形式のログデータを取り込む事もできま す。またOLEオートメーションサーバで起動された場合、クライアントからデータ を受け取ることもできます。 ODBCデータベース接続を使用すると市販のデータベースファイルにアクセスで きます(MMODBC.DLLおよびODBC32が必要です)。 ●【提供するファイル】 以下のファイルを提供します。 MMQSL.EXE プログラム本体です。 MMQSL.HLP ヘルプファイルです。 MMQSL.CNT ヘルプファイルの目次を記述したファイルです。 オノウエ7.MQL オノウエ印刷#7のリポート欄に印刷する場合のサンプル アドカラー7.MQL アドカラー#7のリポート欄に印刷する場合のサンプル FREE.MQL 縦置きの自作形式のサンプル FREEH.MQL 横置きの自作形式のサンプル FREEREP.MQL 自作形式で複数のQSOを1枚にまとめるサンプル FREEOLE.MQL OLEオブジェクト貼付けを使用したサンプル シール.MQL タックシール(2×6)のサンプルです。 シールRep.MQL タックシール(2×6)のサンプルです。最大4QSOを 1つのシールにまとめます。 シールJARL.MQL タックシール(2×6)のサンプルです。シール内にJA RL転送枠を印刷します。 MyRep.MQL 自作形式で複数のQSOを1枚にまとめるサンプル OleAuto.TXT MMQSL OLEオートメーションサーバおよび古典的 な方法による他のアプリケーションへのサービスの提供に ついて解説した文書ファイルです。 MMQSL.TLB MMQSL タイプライブラリファイルです。 MMQSL のサービスを利用するクライアントアプリケーションを作 成する際に利用します。MMQSLのユーザには関係あり ません。 ●【セットアップ】 ダウンロードしたファイル「MMQSL###.EXE」を実行するとセットアッププロ グラムが起動しますので、インストール先のフォルダ名を自分の好みに修正し、 「OK」ボタンを押して下さい。 バージョンアップの際は古いMMQSLが入っているフォルダ名を指定すると良い でしょう。新しいものに上書きされます。 これでセットアップは終了です。フォルダ内の「MMQSL.EXE」のアイコンをダブル クリックするとMMQSLが起動します。 MMQSLをアンインストールする方法は付属の「MMQSL.HLP」に記載されていま す。 ●【転載・配布について】 MMQSLはフリーソフトです。著作権は作者 JE3HHT が所有します。転載 や配布に関して一切の制限はありません。みなさんの良識を信用します。ただしMM QSLを使用して何らかのトラブルが発生しても作者はその責任を負いません。また 不具合や要望については努力はしますが、すべてに対処することは約束できません。 MMQSLを他のプログラムから呼び出す目的で、そのプログラムパッケージに同 封して配布してもかまいません(作者への連絡も必要ありません)。ただし、その場 合はMMQSLに関しては無償で提供して下さい。 MMQSLはLOG200(JH3GBD/1 堀野さんの作品)およびTurbo HAMLOG(JG1MOU 浜田さんの作品)のデータを読み込む機能を備えていま すが、これはその作者の方々がデータ形式を公開されているからできた機能です。お 二人にお礼申し上げます。他のログソフトのログファイルについては、その形式が公 開されれば(複雑でなければ)対応を考えたいと思います。 MMQSLに関するお問い合わせは作者(JE3HHT)に郵便またはE-Mailでお 願いします(E-Mail:je3hht@jarl.com)。なおMMQSLに関するドネーションは 一切不要です。 JH3GBD/1堀野さん、JH3HGI吉村さん、JM1OOP奥津さんのご厚 意により、以下のホームページでMMQSLの最新版をダウンロードできます。 JH3GBDさんのホームページ http://www.tic.or.jp/~horino/ JH3HGIさんのホームページ http://www2e.biglobe.ne.jp/~jh3hgi/ JM1OOPさんのホームページ http://www.asahi-net.or.jp/~rg8k-okt/ ●【注意点】 MMQSLを起動すると、Windows95のディレクトリ(通常は¥Windows)の中に 「MMQSL.INI」を作成します。このファイルには、MMQSLに関するユーザが設定 した状態等が格納されており、それらについて次回起動の際に引継ぐ事ができます。 また、システムレジストリ内にファイルタイプおよびOLEオートメーションに 関する登録を行います。 MMQSLで作成した文書ファイル(拡張子MQL)はバイナリ形式です。他のエ ディタで編集することはできません。当初は標準の複合ファイル形式にしていました が、予想以上にサイズが大きくなるので、現在はMMQSL独自の形式になっていま す。 ヘルプファイル「MMQSL.HLP」に使用方法の詳細を記載してあります。詳細について はそちらを参照して下さい(解凍後、ヘルプファイルのアイコンをダブルクリックす ると、MMQSLを起動せずにヘルプを参照することができます)。 2000年 6月01日 JE3HHT 森 誠